1 生活支援体制整備事業
二本松市の日常生活圏域(中学校区)ごとに「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」と「協議体(話し合いの場)」を配置して、地域住民の「互助」による助け合い活動を推進することで、地域全体で高齢者の生活を支える体制づくりを進めるものです。
※二本松市社会福祉協議会は二本松市から「二本松市生活支援体制整備事業」を受託し、連携・協力しながら、支え合いによる地域づくりを推進しています。
2 生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)
(1)生活支援コーディネーターについて
「地域支え合い推進員」とも呼ばれている生活支援コーディネーターは、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増加する中、高齢者の「生活支援」・「介護予防」の基盤整備を進め、地域で安心して暮らし続けることが出来るよう地域全体で支える仕組みづくりに向けたコーディネートをおこないます。
二本松市では現在、5名の生活支援コーディネーターが日常生活圏域(中学校区)ごとに配置され活動を行っております。
(2)生活支援コーディネーターの役割
①地域の宝物(資源)の把握
サロンや地域の活動(様々な団体の会合や事業)、日々の営みにまぜてもらい、地域にある自然な支え合い活動などの地域資源を把握する。
②困りごと課題の把握
積極的に地域への訪問活動により地域課題の情報収集に努め、地域の課題を把握し、地域支援に繋げる。
③地域の宝物(資源)を見える化
地域の支え合い活動について、広報誌や活動を通して地域に伝え共有して行く事で、支え合いの価値を明らかにしたり、地域住民への理解に繋げる。
④関係者とのネットワーク化
地域住民(高齢者)に対する支援を行っている関係機関と定期的に情報交換しながら、地域の課題や社会資源を共有すると共に、お互いの活動を理解し、連携・協力出来る体制を構築する。
⑤地域で話し合いの場をつくる
活動を通して抽出された地域の課題に基づき地域住民、地域団体、関係機関に参画してもらい5年・10年先の将来の地域の姿を話し合う場(協議体)をつくる。
⑥支え合い活動の取り組みの創出
地域をもっと良くするため、住民のみなさんと、地域の高齢者がその人らしく、地域で暮らし続けるための生活支援をつくり出せるようにする。
3 協議体(話し合いの場)
(1)協議体について
地域の多種多様なメンバーが主体となり、地域の支え合いの仕組みづくりに向け、今やっていることや無理なくできることなどをみんなで話し合う。その地域ならではの支え合いの仕組みづくりをできる範囲で考えていく話し合いの場です。
(2)協議体の役割
①地域の課題の把握
②情報を見えるようにして住民へ伝える
③企画、立案、方針策定を行う場
④地域づくりにおける意識の統一を図る場
⑤情報交換・働きかけの場
「協議体」= 住民が集まって情報を交換し、地域での暮らしを考えていく場
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